†導かれる聖女†



「何かあったのか?」


ルークの言葉に私は無言で首を振る。


「…なんでもないの…」


まだ夢の段階…
考え過ぎなだけかもしれないけれど…


「ルーク、見回りに行こう」


今行かなければならない気がするから…


「…あぁ……
無理はするな」


ルークに抱き抱えられる。どうやら窓から降りるようだ。


「ありがとう…大丈夫だよ」


安心させるように笑えば、ルークはホッとしたように頷いた。