†導かれる聖女†



―バサバサッ


飛び起きて、周りがまだ暗い事に気付く。


「…寝れたか…?」


傍にはルークがいる。
私は無言で頷き、また夢の事を考える。


鮮明な夢…
まるで誰かの記憶をそのまま見たような…


「セシル」


名前を呼ばれハッと顔を上げる。そこには心配そうに私の顔をのぞき込むルークの顔があった。