†導かれる聖女†



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朝目が覚めてすぐにルークと私は賑わう町へ出ていた。


「昨日の静けさが嘘みたい…」


「あのばあさんの話は町の人間全員が黙認しているという事だな…」


私は頷く。だからこそこの町を離れる事も、心に決心する事も出来ない…


「此処に来たのも何かの縁かもしれないね…」

「行く先行く先にアンデット…
潰して回るのもいいな」


ルークは不適に笑う。
こんな時に限って…
無表情じゃなく表情を見せるんだから…


「その前に腹ごしらえだ」

―ぐぅぅぅ〜…


お腹が鳴り、慌てて抑えるとルークが小さく笑った。

「…ご、ごめんなさい…」


お腹を慌てて押さえて
ルークを見上げる。


きっと…顔は真っ赤なんだろうな…


「…恥ずかしがる事はない。…行くぞ」


ルークは私の手を引いて歩き出す。


…冷たい手……
私の手はルークからしたら温かいのかな…?


私の手がルークを温めてあげられますように…


ルークの背中を見つめながら私はそう願った。