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この町はつい数週間前までは普通の町だった。
異変は突然起きた…
死者が蘇り夜の町を徘徊し、人を襲いまた死者が増える…
そうして今は生きているこの町の人間より死人の方が多い…
町から逃げ出す者もいたが逃げださず留まる人間のほうが多かった…
理由は……
死者が自分の愛した人間だからだ…
ほってはおけず…
もしかしたらまた…と希望を持ち失望し…
その悲しみの連鎖の続く町なのだ…
「この町の家には教会の神官によって施された護りのまじないがある…
だから今まで生き残ってこれたんだよ…」
老婆は話し終えるとサッと目元を拭った。
泣いていたのかな…?
おばあさんにもきっと…
想う人がいたんだ…


