†導かれる聖女†



「私もあなたも…
背負っているモノがある
それは人それぞれ…
理解するのは難しいよ…」


そしてそれは二人の大きな傷であり重荷…


「そろそろ寝ましょう…」


話を無理矢理終わらせて
私はベッドに入る。


「ルークは眠らないの?」


自分の隣をポンポンと叩く。


「お前の隣で眠ったりしたら寝ぼけてお前に噛み付くかもしれない。
俺は………」



そう言ってルークはこちらに歩み寄ってくる。


―ギシッ


「…此処でいい」


そのままベッドに腰掛け瞳を閉じた。


そんなルークに私は小さく笑う。


「…おやすみなさい…」


ルークの背中にそう言って瞳を閉じた。


「…おやすみ」


意識が途切れる寸前…
ルークの声が聞こえた気がした。


浅くてもいい…
どうか…優しく、温かい夢を……