†導かれる聖女†


―――――――――
―――――――
―――――


夕飯を終えて部屋に戻ると、眠気が一気に襲ってきた。


…そういえば……
今までちゃんとした睡眠というのをとった事が無かったな…


常に狙われる身だったし…
妙に静まり返るあの牢獄で…眠るなんて出来なかった。


「ふぁっ…」

「…眠いのか?」


小さな欠伸をすると、ルークが無表情でそう尋ねる。


「うん…少し…」


本当は少しなんてもんじゃなかったけれど、眠いのはルークも同じだから…


「ルークも眠いでしょう?」


そう尋ねればルークは無表情で首を振る。


「いや…俺はもう何年も眠りについていないからな…
そんな欲求は遠の昔に忘れた」


それはとても寂しい事の筈なのに…
それに同感してしまう自分がいる。