「…感動したわ!!
また聞かせてねぇ〜!!」
「僕もまた聞きたい!!」
「はい、これはほんのお礼だ。受け取ってくれ!」
町人達は口々に感激の声を漏らし、私の手にお金を置いていく。
何が起こったのか分からないまま私は呆然としていた。
「…綺麗な声だな…」
無表情だったルークは小さく笑みを浮かべる。
それは優しい笑みだった。
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空が赤く染まったのを合図に、宿に泊まる事にした。
勿論お金の事を考えれば二人で同じ部屋になる。
少し緊張する…
今まで自分以外の人と
こんなに長くいた事は無かったからだ。


