†導かれる聖女†



「これは…
純血種に会えるとは…
だがね…ヴァンパイアごときに破れるウィザードではないのだよ」


ウィザードは右手をあたし達に向けニタリと笑う。


「マグダラ、少し痛い思いをするだけだよ…
―sparkle」


それから物凄い閃光がこちらへと走ってくる。


ギュッと目をつぶった。


やられる…



「フンッ…遊びたいのか?
子供騙しだな…
女…少しもらうぞ…」

「何を…っ!!」


首筋に鋭い痛みを感じ
目を見開く。


それから力が抜けていくのがわかった。


血を…飲んでるの…?


そんな驚きもつかの間、
首筋から牙が抜け閃光を一つの斬撃が引き裂いた。


―ドゴーーンッ!!!


二つに別れた閃光が
後ろで衝突する。



私を抱き上げる彼の手には漆黒の剣が握られていた。