†導かれる聖女†



「ヴァンパイアは契約を
破らない。安心しろ…」」

冷酷な瞳が嘘を言っていないのだと分かる。


「…信じる…
お願い…此処から連れ出して…」

「了解した」


そう言って彼は口端を釣り合げた。


「…俺はヴァンパイア一族の中でも純血種に分類される…
俺を敵にするなら
それ相応の覚悟をしろ…」


地を這うような低い声が
空間を緊張させる。