†導かれる聖女†



『さぁ…もう楽におなり』

『身を委ねて…剣を手にすればいいんだ…』



―ドクンッ


何かが脈打つ感覚が体を襲った。


ゆっくりとセシルは起き上がり、二人が手渡す銀色の剣を手に取った。


その瞳に光は宿ってはいない。


二人は笑顔でセシルに抱き着く。


『『さぁ…この世界で最も憎いあいつを…』』


「…この…剣で……」



感情の無い声でそう呟いてセシルは笑った。