†導かれる聖女†



聖杯が黄金に輝きを放つ。動悸が激しい…


―ドキドキドキドキ…


「はぁっ…うぅ…」


私…もう死ぬの?
私が生まれてきたのは何故?


私が何度誰かを救っても
私を救ってくれる人はいなかった。


今もこうして…
神という他の為に命を絶とうとしてる…


最初から私なんていう
存在は無かったのかもしれない。


―ガシャーンッ!!!!


そんな事を考えていた時、教会のステンドガラスがいっせいに割れた。


破片が雨のように
降り注いでくる。


『グギャギャーッ!!!』


気味の悪い泣き声と共に
黒い翼を持つ悪魔(アンデット)達が何体も入ってくる。