†導かれる聖女†



「…私は何の為に
生まれてきたの…?」


私はどうして…
聖女なのだろう…


私の命が消えるまで
また時間が近付く。


一人でそんな事を考えている間も儀式は着々と進む。


「…聖女の血は全ての
傷を癒し……」


―シュッ


頬をナイフで少し切られる。小さな痛みが走った。


神父は気にする事なく
私の血を杯にたらす。