「私は…あなたの純粋で素直な心に守られる資格なんかないわ……」
そう…私には消せない罪がある。私のせいで人生を狂わされた人間達が沢山…
「ティアネイ…優しいその心を…
あなたはどうか見失わないでね。どんな時でも…あなたはあなたが望む選択をするの」
私は笑う。
ちゃんと笑えてるのかな…?
「お前は俺を助けてくれた。暗闇の中から救ってくれたお前を今度は俺が守りたい。それは間違いか…?」
救った…か……
私は本当にあなたを救えたのかな…?
救う事で私の罪を購えるなら…
私は私の罪を購う為に
彼を救ったんだ…
ティアネイにも、ルークにも感謝されるべき人間じゃない。
「人は私を神とも、聖母マリアとも聖女とも呼ぶ。
私はヘブンズブルグ協会で聖女として君臨してたの…」
ティアネイから目線を外し、涙で濡れたシーツを見つめる。
これはルークも知っている私の過去…
これを知る事で彼には選んでほしい。
本当に私と共に旅をするのかを………


