「少しだけでいいから… 外の世界を見てみたかった」 窓から見る雪景色はとても美しい。 じゃあ窓ごしではなくもっと近くで見るこの景色はどんなに美しいだろう… 「聖女様、お着替えを」 リドムが女の神官を連れて私の前にひざまずく。 「リドム…世話になりましたね」 それだけ言って私は リドムに背を向けた。 女の神官達は無言で 私の後をついて来る。 「…マリア様っ…」 だから気付かなかった 私の姿をリドムが悲しげに見つめていた事を…