†導かれる聖女†



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美しく輝くシャンデリアにバイオリンやピアノの演奏…


きらびやかなドレスやタキシードをまとった貴族達。


それはまるで輝かしいまでの裕福な世界。


「人が沢山いるのね…
私達バレないかな……」


こんなに堂々とパーティーになんか出席して大丈夫なのだろうか…
今更ながら不安になる。


「船員も乗客の顔全部覚えているわけじゃない。だから大丈夫だ」


ルークはそう言って
私に食べ物を取り分けてくれる。


「…ありがとう」


見るだけで満腹になりそうな食事達…


そんな事を考えていると
周りがざわついた。


「あれはティアネイ・フェベリーンじゃないか!?」

「あの女神の失墜を描いた有名画家の?」

「間違いない。ティアネイ・フェベリーンだ!!」


あたりがざわつく中、金髪の青年は無表情に窓の外に視線を向けた。


「…ティアネイ………?」


ティアネイ…
ティアネイ…


どこかで………


「まさか…あの夢の…」


どうしてこの船に…?
あの夢の青年が……?


これも何かの啓示なのかもしれない…