「って感じだけど?」
「「・・・・・・」」
何なのよ。この無駄な沈黙は。
「かっかえ。それなら・・・」
「何なの? それならって。」
希美がちょっとびっくりした感じで口を開く。
何を言われるのかと思ったら
「耳。穴あけたの??」
「・・・・つっこむとこ違うんじゃないの、それって。」
「あはは。」
希美のよく分からない質問に絵里も私も苦笑い。
この話聞いて、第一声がそれ?
まぁ、希美ならあり得るかもしれないけどね。
「はぁ、そうよ。 ほらっ。」
私はそう言いながら右の方の髪をかき上げた。
「・・・・いいなぁ~」
希美にピアスを見せてると、反対側から聞こえた絵里の声。
何が?
「何が羨ましいのよ。絵里?」
