奏太サイド


あれから少ししてやっと駅前に着いた俺ら。

先に行ったはずの凜矢たちを探していると、


「かーなたー!きーちゃぁーん!」

少し先に目的地のドーナツ屋。
その店のテラス席に4人が座って待ってた。
つか、きーちゃんってなんだよ。


店に入って席に案内されて、やっと合流。

「遅い!!待ちくたびれちゃったじゃない。」

「ごめん、ごめん。ちょっと色々とあって。」


そう話しながら、席に座ろうとするあいつ。

でも、席はちょっど人数ピッタリで、必然的に先に座ってた俺の隣に座る事になる。