それでも、いまいち理解ができない。
「あの、その~、」
もう一回聞かせてって言いたいけど、
なんだか申し訳なくて、聞けないんだよね~~。
そんなあたしの顔を見て、付き合いの長いかえは
「 まったく、わかんないなら言いなさい。」
そう言っておでこをバッチンって叩かれた。
ここで、さっきの音に注意して欲しいんだけど、パチンじゃなくて
バッチンだったよ。結構痛いよ。
なんだか不安になって、かえの顔をちょっと見たら
想像どうり、
「やっぱり話してあげない。」
笑顔が黒い。どす黒い。非常に怖い。
「ごめん!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
必死に頭を下げるあたしを、
「知りたいのぉ~~?」
かえの後ろにいた彼が、イタズラっぽい顔あたしに言ってきた。
「知りたいです。教えてください。」
「だったら奏太に聞いてみたら~?」
なんだって!?!?!?
「!!! それいいじゃない!!聞いておいでよ。」
かえまで悪ノリしてきた。
