只今恋愛学習中


ぷく~~~~

そんな効果音がぴったりな位に顔をふくらませる。

「おい、ブス。その顔なんとかなんねーのかよ。見てるこっちの気にもなれ。」
「誰のせいでこの顔になったと思ってるの!!!」

もおぅ、この人の毒舌はなんとかならないの~?

そんなことを思いながら、歩いて行く。
駅前まで後10分くらい。
この辺は大きい交差点があって、朝・昼・夜に関係なく車がよく通る。
物騒な事を言うと、交通事故も全くない訳でもない。

あたしは何にも考えずに、あるいは考え込みすぎて車を気にしないで横断歩道を
歩いていた。

「・・・・み!!希美!  きみ!!!」

あれっ?かえの声??絵里の声もする。

「な~~n「バカ!!」」

次の瞬間、何かに抱え込まれたような感じがして、目をつむった。
目を開けると、たくさんの人があたしと、あたしを抱えてくれていた
人の顔を見ていた。

「・・・・・えっ、あたし・・・なんで??」
「バカお前は!!あと少し俺が遅かったら死んでかもしんねーのに!!」
「あっあ安曇野君?」

いまいち状況が飲み込めない。
何であたし怒鳴られてるの??

「希美!!」
「希美ちゃん!!大丈夫?怪我してない?」

前の方から、かえと絵里、それに安曇野君の友達二人も走ってきた。

「えと、うん。大丈夫。 でも、あたし何してたの?」
「あんた、信号赤に変わったのに急がずに歩いて横断歩道あるいてたの!!
そしたらトラックが・・・」
「・・・・・えっ?」

かえが、すごく必死な顔で何があってのか話してくれた。

「あと少しでも奏太が遅かったら、大事故になってたかもね~。」

男の子の一人がかえの後ろから顔を出して、フォローした。