「おっはよ〜ん!」

「うわっキモッ。ねーちゃん口元にやけてるし。引くわぁ〜。」


朝っぱらから失礼なコイツは弟の神野輝(カンノテル)中学二年の輝はみそ汁をのみながら、私と距離を置こうとイスに座ったまま、横にスライドしている。

「キモッてなによ!麗しいお姉さまにむかって!」

「うるせーな、なにが麗しいお姉さまだ。自意識過剰もここまできたら病気だな。」

なっ!!!なんですって〜!!


「輝あんた、いいかげんに「はい。希美のごはん。早く食べないと遅刻よ。」


ふと時計を見ると、7時50分。

7時50分!!!!!


「遅刻する〜〜〜〜!!」

私は食べてもらう為に
机の上に登場した、ごはんとみそ汁を食べずに、もうダッシュで学校への道を急いだ。