希美サイド


キーンコーンカーンコーン


「おっひるごはーん!!かえ、早く食べよ。」
「待ってよ。希美ってお昼の前はとにかくテンション高いよね。」

だってお昼前って、お弁当の中身考えたりして色々楽しいこといっぱいで
大好きな時間だよ。
逆に何でかえがこんなに落ち着いてるのかが不思議で仕方ない。


「ねえねえ。よかったらご飯一緒に食べてもいいかな?
同じ中学の子がいなくて。」


あたしが一人でうんうん言ってたら、後ろのほうから聞いたことのない
声が聞こえてきた

「松丘さん!いいよ。一緒に食べよ。いいよね希美?」

お弁当箱を取りに行っていたかえが戻ってきて、さっき声をかけてきた
女の子と話してる。

「・・・・・かえ?誰?」

あたしは楽しそうに話してる二人に少々遠慮しながらも声をかけた。

「ああ、ごめん!! 希美と松丘さんは初対面だったね。」