「ごっごっごごごごめん!!!まさか声に出して言ってるなんて思ってなくて、
正直な感想を言って、………っあ。」


「ふーーん、ふつうそこって軽く否定を入れてくれるとこなんだけど。」

やばい!確実にやばい雰囲気だよ!!
倉間君の顔がどんどん暗くなってる!

「あっと~~その~~・・・ごめんね。これ中学からの癖でさ、
直さなくちゃとわ思ってるんですけどなかなか・・・。」


あたしは下を向いたままでぼそぼそと倉間君に話した。


「んあー、もういいよ。俺って優しいから。そんなの気にしねーし。
癖ならしかたないよ。」

倉間君はそう言ってにかっと人なつっこく笑ってくれた。
顔と性格のギャップにちょっとびっくりしたけど、
仲良くできそうだな。