バカ正直ってこいつのことを言うんじゃね?

「それで俺がなんか言ったら、お前はそのとうりにすんのかよ。」
「うん。 できる範囲でだけどね・・・。」

っとは言ってみたものの、これと言ってして欲しいことなんてねーし。
かといって何にも言わないのも悪りぃ気するし・・・。


「考えたら言う。そん時できそうならしてもらう。いいな?」
「えっ、あ、うん。  はい。」
「ん。 さっさと行くぞ。」

希美の手を持って、足早に凛矢達の通ったぽい道を歩く。
つか、素直に俺に引っ張られすぎじゃね?
誰にでもついて行くのかこいつ・・・?

そう思う俺は、かなりこいつにはまってるらしい。
だから、何を頼むのか余計に悩むのかもしんね。
だってそうだろ?



































下手なこと言って嫌われたら、もうぜってー手握れねー。
こいつの隣も歩けね。

お先真っ暗だ・・・。


こんな風に思うのは、あん時以来初めてだ。