「いったいなー!奏太のいけず!薄情者!」

こいつ意味わかって言ってんのかよ。
小突いただけでこの言われよう、おれってそんなに悪役なのかよ。


「おおー、仲がよろしいようで。俺は邪魔者かよ。」

凜矢が後ろから人混みをかき分けてやってきた。

「いんや。むしろナイスなタイミング。オウムの調教は疲れんだわ。
早く教室行こうぜ。」
「そうだな。予鈴もうすぐ鳴りそうだし、さっさと教室に移動しようぜ。」

俺らは1羽を広場に残して教室に移動した。

「ちょっ!待ってーなー、奏太!敦弥!」





このころ、不思議と放課後が楽しみだったのは、気のせいだと思ってた