「ねね!あの男の子かっこよくない!ちょっと声かけてみようか?」
「えーー!でもいきなり行って嫌われたらどーすんの?それこそあたしはいやだよ。」


ほーら。はじまった。小さい声で話してるつもりかもしんないけど俺には丸ぎこえ。
外見しか見ようとしない奴らの作戦会議ってとこか。


「はー。ダリ。」

俺は、掲示板を見た。すると俺の名前は、1-2組にあった。
俺と同じ枠内をみると、約2名の見慣れた名前が。


「かーなたー!俺ら3人とも同じクラスやてー!やったなー。」
明良がかなりの上機嫌で俺の肩の上に乗ってきた。

「重い。降りろ明良。」

俺は後ろにいる明良を軽く小突いた。