「ごめん!痛かった?」


優しそうな、男の子の声。


「ううん、大丈夫だよ」


「ならよかった。君、引っ越してきたんでしょ。隣の部屋に住んでるんだ。俺、五年生」


「あたしは、四年生!」


君は笑顔で言った。


「じゃあ、俺が上だ!」