バタン、とドアが閉まり、光は家に一人ぼっちとなった。


やることが無いので、食器でも洗おうとキッチンへ向かった。


今日は4人分の食器があり、いつもの倍の量。


(やるか…。)


食器を全て洗い終わった頃、翔は帰ってきた。


翔「ただいま〜。はぁー、疲れた。」


光「お疲れ。遅かった…ね……?」


翼たちの家は歩いて1分もかからない所だ。


翔「翼を部屋まで連れて行ってたんだよ。あいつの部屋、2階にあるから、マジで疲れた。」


(なんだ、そういうことか。)


光が安堵の表情を浮かべた時、


翔「そーいや光さ、俺が出ていく時元気無かったけど、何かあったんか?」


と聞かれ、びっくりした。