涙のスイッチ

「それより、このバッグ返す」


「あ、ありがとう…」


「けど中身は没収な」


「うん。おじいちゃん達に隠してくれて、どうもありがとう」


「わかってると思うけど、もう二度と…」


「うん、わかってる。迪也くんに助けてもらった命、大事にする、ね?」


「わかってんなら、ヨシ。さ、ドーナツ食わせてもらおうかなっ」


「うん、どうぞ」


迪也くんは美味しそうに3個も食べてくれた。


シナモンドーナツ。


また作ろう。


今度は1人で。