涙のスイッチ

「迪也くん?」


「ん?」


「…大好き」


「ワンッ!」


ジョンの声に2人で笑った。


のんびりでじれったい程の速度のあたし達。


それでいい。


2人で歩けるのなら、見つめ合って行けるのなら。


簡単に引き出せなかった“好き”の言葉。


簡単じゃなかった分強く結ばれた“好き”。