Escape from the DEAD second night

要の手元から特殊警棒が落ちる。

「要!要ぇっ!」

何とか彼の援護に向かおうと日本刀を振るう紅。

しかし、ゾンビ達が邪魔をする。

行く手を遮るゾンビ達が、紅の視界から要の姿を消そうとする!

「要!違う!それは違うぞ!」

何故だろう、紅の瞳から涙がこぼれた。

「死んで償おうなどと、甘ったれたヒロイズムで責任が取れるなどと思うな!それは自己満足の偽善に過ぎない!卑怯者のやる事だ!責任を放棄して逃げているだけだ!聞いているのか要ぇぇぇっ!」

どんなに叫んでも、喚いても。

要はその場から動こうとしない。

彼ににじり寄ってくる亡者の群れ。

あともう少し手を伸ばせば、ゾンビ達の無数の腕が彼を絡め取る。

掴まれれば終わりだ。

人間の力で振り解く事は難しい。

そしてそのまま組み伏せられてしまうのだ。

紅の目の前で、絶望的な光景が繰り広げられる…!