Escape from the DEAD second night

来生 芹。

この屋敷に来るまで、要や紅と行動を共にしてきた仲間。

要のクラスのクラス委員であり、真面目で頭脳明晰で、クラスでは中心となる人物だった。

…この世界が終わるまでは。

優等生である彼女は、法と秩序が崩壊した現在の世界では脆かった。

何度もパニックに陥り、時には裏切り、足手纏いになりながらも、何度も要達に救われながら生き延びてきた。

持ち前の要領の良さを発揮して銃火器の扱いを覚え、足手纏いからようやく戦力として仲間の役に立つようになった頃…彼女は要に想いを寄せるようになっていた。

幾度となく命の危機を救ってくれた要に、好意を持つのは当然と言えば当然だったのかもしれない。

助け合いながら、この壊れた世界を共に生き抜いていけると思っていた。

ずっと共に歩んでいくのだと思っていた。

…要が紅を想っているのではないかと疑心を抱くまでは。