Escape from the DEAD second night

「な…」

絶句する。

要の頭の中に様々な思考が駆け巡った。

俺達をゾンビと勘違いしているのか?

いやそんな筈はない。

ちゃんと言葉を喋っているし、何より彼の事を助けたじゃないか。

だったら何で…。

混乱する要に代わって、紅が腰の日本刀を抜こうとするが。

「おっと」

男は素早く紅の方に包丁を向けた。

切っ先が紅の胸元に押し当てられる。

下手に動けない。

「いい女に車に武器…へへっ、鴨がネギしょってやって来やがった」

男は下卑た表情で笑った。