Escape from the DEAD second night

それでも現時点で、国外に出る方法はそれしかない。

この国を出て、どこに向かうのか。

向かった先が安全なのかどうか。

そんな事は全く分からない。

だが、今は立ち止まるよりも前へ。

可能性があるのならば、試してみるしかない。

状況は刻一刻と悪化を辿っている。

何かが出来るのならばやっておくべきだ。

手遅れにならないうちに…。

「よし…夜が明けたら、ここから一番近い港へ向かおう。無人の船でもいいし、誰かが乗っているなら乗せてもらってもいい…船を探すんだ」

要の言葉に、芹と紅は無言のまま頷いた。