Escape from the DEAD second night

そんなやり取りがあったとは知る由もなく。

「何とか食料は備蓄してあったよ」

要が倉庫から食料を抱えて戻ってくる。

「っ…」

慌てて涙を拭う芹。

「こっちも幾らか食べられそうなものを確保した」

顔色一つ変えずに受け答える辺り、紅は大人だった。

「じゃあ少し休もうか。二人とも飲まず食わずで疲れただろ」

芹と紅の間にどんな会話が交わされていたかも知らず、要は屈託なく笑うのだった。