Escape from the DEAD second night

「来生、お前は私に遠慮する事なく要に甘えればいい。勿論私も困った時は要に頼る。しかしそれはあくまで、この世界を生き延びる仲間としてだ。無論私は要も守るし、お前も守る」

手にした日本刀を、グッと握り締める紅。

「私はお前の剣であり、要の剣でもある」

「二階堂先輩…」

自然と芹の瞳から、涙がこぼれた。

…この人こそ要に相応しい。

他人の為に身を退き、身を呈し、身を張れる彼女こそ、要の隣に相応しい。

そんな紅を退かせ、芹は要の隣に居座る事になってしまった。

申し訳なく思った。

不甲斐ない自分が紅に折れさせてしまった事を、ただただ申し訳なく思った。