手に入らないなら要らないとか、そうじゃない。 壊れててもいいから欲しい。 だから壊した。 そんな事を奴は言った。 だけど彼は助かった。 奴の手には渡らなかった。 ベッドに横たわる姿を見れて、 病院で俺は、ほっと息を吐く。 ただ、奴の姿がどこにも無い。 それが怖い。