放課後。



『秀〜。帰ろぉ?』



『おぅ。』



うわぁ〜。
一緒に帰るんだぁ。
ショック・・・。
って何考えてんだろっ。
付き合ってんだから当たり前じゃんっ!!
しかも嫉妬する意味が分かんないしっ!!
亜美は宏介くんと帰るし・・・。
一人かぁ・・・。
寂しいなぁ。



そう思い、ドアの方に向かおうとしたらドアの窓から教室を見てる人がいた。



うわぁ。
ピアス空けてるぅ。
ってか金髪!?
怖いんだけど・・・。
でも誰かに用事があるんだよね??
助けてあげた方が良いよねっ!!



「あ、あのぉ・・・。誰に用ですか??」



『あ?』



うわぁ。
怖いよぉ。
睨んでるしぃ・・・。
殴られるかなぁ・・・??



『あぁ。川口美優って奴いるか?』



えっ・・・??
私・・・??
ってか私この人の事知らないんだけど・・・。



「えっとぉ・・・。私が川口美優ですけど・・・。」



『お前かぁ。俺と一緒に帰れっ!!』



「は・・・・?」