「沙織の家って拓也先輩の家とちょっと離れてるよね~」


「うん、相崎先輩の家のほうが近いよ。歩いて3分位」


「そうなんだ~」


「帰る時間遅くなって相崎先輩が一緒の時には、相崎先輩が送ってくれたりするんだ~」


いいな~拓也って彼氏がいて、彼氏の友人までもが沙織を守ってくれてる。


自分にはないものを沙織は全部持ってるような気がしていた。