瑠璃と桐生は外を見たままで、ほとんど桐生がしゃべってる。 でも告白とかいう感じではなさそう・・・。 ま、いっか。 なんだかいい雰囲気じゃない? そう思って望遠鏡をしまおうとしたその時。 機体が揺れて、止まった。 「え、ちょ、何!?」 突然のことにパニックになる私。 そんな私を黙って抱きしめてくれた、智也。 「大丈夫、落ちつこ?」 その言葉に我に返って、深呼吸をくりかえしていると、アナウンスが流れてきた。