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「そろそろ出よっか?」



あのあともいろんなゲームで遊んだりして大満足な私は、春樹の提案に素直にうなずいた。



はじめて一緒に撮ったプリクラをじっと見つめる。



不意打ちのキスに驚いてる春樹の顔がおかしくて、愛おしい。



「ふっはー」



幸せだなぁ。



またそう感じた。



「そんなに見てっと穴あくぞ」



「あかないっつの」



ゲーセンの自動ドアを通った。



ポツリ



プリクラに一滴何かが落ちた。