「桐生て彼女いるの?」 ノォォォォォォォオオオ!!! アホ、自分! 直球すぎるでしょ! どんな返事が返ってくるかとヒヤヒヤしていると、少し照れたような桐生の声が聞こえてきた。 「彼女は・・・いない」 彼女はいないのに、なんで照れてんの? あ、そっか。 「好きな人、いるんだ」 「え、う、うん」 そっかー、うんうん。