そして。



さようなら、桐生。



あなたがくれた気持ち、絶対に忘れない。



好きだって言えないのはつらいけど、言うのもやっぱりつらいから。



あなたには秘密でいなくちゃいけない、この気持ち。



いつかそれが自然に無くなる日が来ても、忘れはしない。



宝物だから。



・・・やっぱり言っておきたいね。



好きです。



すごく、好きです。



だから、あなたの幸せを願っています。



由理香も幸せにしてあげてほしい。



二人を見ても自然に笑える日が来たら、「中学生の時、好きだったんだよ」って言いたい。



あなたにも、私のことを覚えていてほしいから。



それじゃあ、さよなら。



元気でね。