†魔法使い一家†

それからクリスが近くの木陰に隠れていると向こうの方に妖精がやって来た!

だが妖精はクリスに気づいてないようだ。

「(どうしよう!?)」

どっかに移動したいが今動いたら見つかってしまいそうで動くに動けない。

「(そうだ、魔法かけちゃおう!)」

クリスは妖精に魔法をかけようと意識を集中させた。

そしてパッと腕を伸ばし手を広げたが妖精は止まらなかった。

すると妖精はクリスに気づいて寄って来た!

「やばいっ!」

クリスは急いで走り出した。

だが妖精は直ぐ後ろまで迫って来ている。

クリスは直ぐ近くの木陰に一応隠れたが直ぐ見つかり目の前まで迫って来た!

「(もうだめだっ‥。)」

クリスが諦めた瞬間妖精がピタリと宙に浮いたまま止まった!