広間にはまだほとんど人がいなかった。

だが二人は取り合えず椅子に座って待った。

「ちょっと早かったみたいだね。」

「だね!」


5分後‥。

全員がそろいテーブルの上には美味しそうなスープやパンがならんでいる。

「では、食べてもいいですよ。」

ソニアが皆に言った。

「(やっと食べられる。)」

クリスはそう思いながら食べ始めた。

「(朝からこんな美味しいご飯が食べられるなんて嬉しいな。)」


――それから30分後――

「(お腹いっぱいになってきちゃった‥。)」

クリスは朝にも関わらずたくさん食べた。

「では食べ終わった人から部屋に戻って結構ですが8時45分までには教室にいて下さい。」

「(なんか微妙な時間だな‥。)」

「ではどうぞ。」

ソニアがそう言うと半分位の人が戻って行った。