君がいた町




空は暗くなりはじめ、止んでた雪がまた降り始めてきた。


「美夏とうまくいってるみたいだね~」

「そっちもやろ?」

「まぁねー」


ほんとは一番触れたくない話題をあえて話してるバカな自分。



「凌は優しいからな~」

「うん、真也とは大違い」

「お前なぁ~!」



こうして笑えるのも、私が自分の気持ちを押し殺してるからなんだよね…