環が、そう言うとチカくんは静かになった。


「それに、チカ?病院は?確か入院してたよな。」


チカくんは、ビックリして顏を上げた。
だけど、どこか悲しそうな顏をしていた。


「チカ…もどるよな?」


「わかった…」


チカくん…
もしかして、寂しいだけなんじゃ!!


「ま、待って!!」


あたしは、チカくんをとめた。