「喉渇いた。何か買ってくる…」
「そんなの誰か他の奴らに行かせたらいいじゃねーか」
「そうっすよ。俺らいきますよ?」
――段々、たまり場に近付いて行く。
正直、ちょっと怖いかも…。
「…いい、自分で行く。」
…あ、雄大くんの声がした。
やっぱり
やっぱりいるんだ……。
あたしは息を飲んで、教室のドアを開けた
――その時…
ドンッ
と誰かにぶつかってしまった
あたしの顔は誰かの胸に憂もっている
そんな時、低くて恐ろしい声が聞こえてきた
「誰だよ…てめぇー…」
そんな声にビクッと身体を震わせ、咄嗟に顔をあげる
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