ベッドに横になった私の横で、律は私の髪をくるくるといじって遊んでいた。


すごい満足げ…。


「1個聞いてもいい?」

「ん、何?」

「なんで、私に対する態度とみんなに対する態度、違うの?」

「え」


驚いたのか、目をパチパチとさせている。


「そんなこと言われるとは…」

「わ、聞かないほうがよかったよねっ…」

なんて言われるのか怖いので、実は自分が聞きたくなかったりするだけだったりする。


「あ、いや。そうじゃなくって。」


そう言うと、律は布団の中に頭をかぶせた。


ん?何だ…!?


「ただ単に好きな子にはいじめたくなっちゃうだけだから」



こういうところが可愛いんだ。


「ふうーん。そうなんだぁ」


布団を剥ぎ取る私。


「わっ、やめろってっ」


焦りながら言う律の顔は真っ赤だった。


よし、まだ私の方が上に立っていられそうです!