マキ「ほら、覚えてるかな?誕生日に歌うたってくれたり、あたしが仕事で悩んでたら、元気が出る歌作ったゆうてCDくれたり、勝手にあたしがギター触ったらめっちゃ怒ったやんな。あん時のりょうチャンは、羽がちゃんとあって、飛び回ってる感じがしたなあ。今は、なんかもはや鳥カゴに入ってる鳥ですらない。みたいな。」


りょう「名探偵…(笑)」


「おい、遅いやんけ」
スーツでバシッと決めた男が来た


マキ「ああ、ごめんごめん。ちょっと話し込んでて。」

スーツの男「知り合い?」

マキ「うん。ちょっとね。」

スーツの男「いくぞ。」


マキ「りょうチャン!答えは自分が1番わかってるやろ!何のために働いてるの?」

バイバイ♪
と手を振るマキの薬指には、高そうな指輪が光ってた

ブォーン!
黒塗りの高級車に男とマキは乗って行った


りょう「マキといい、さなえといい、何のために働いてるの?ってか!」