「龍耶?」

俺よりも背の小さい光は
顔を上げ俺に問い掛ける。

「どうしてこんなとこに連れてきたの?」

あまりにも可愛くて

ギュッと抱きしめた


「‥‥駄目だよ」

「!?」

初めて俺に弱気な発言をした
今にも泣きそうに目に涙を溜めて

いっそう、強く抱きしめた


カタン


エレベーターの扉が開いた


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